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監査品質向上プログラム

このプログラムは、SMETA監査の精度、品質、データの質を向上させ、監査会社間のベストプラクティスを推進することを目的としています。

Sedexの監査品質向上プログラム(Sedex’s Audit Quality Programme (AQP))は2020年に開始されました。AQPの目的は以下の通りです:

  • SMETA監査の品質管理と向上
  • 現場おける問題の検出とレポートの改善
  • 認定監査会社(AACs)間の全体の品質に関して一貫性を担保

アプローチ

AQPは品質保証プログラムであり、監査会社およびSMETA監査の継続的な改善を推進するものです。

監査会社の規則では、SMETAの最低要求事項(SMETA Minimum Requirements)に沿ってSMETA監査の品質に対するアプローチを定義しています。当社は業界のベストプラクティスに沿い、すべての認定監査会社に社会監査の専門的な会員組織であるAPSCAの会員になることを要求しています。

当社は、監査会社に対してAPSCAの正会員になること等の要件に加え、新しい監査会社を認定監査会社として受け入れるか否かを決める完全な裁量権を留保しています。

モニタリング

本プログラムにおいて、当社は以下の活動を通じて認定監査会社(以下、AACs)をモニタリングしています:

  • 自己評価:AACsはSMETAの最低要求事項(SMETA Minimum Requirements)やAQPの重要達成度指標(KPI)を含む、AQPについての理解度を自己評価しています。
  • リスクの特定:当社はAACsに対して提起された苦情や意見を含め、AACsに関連する可能性があるリスクを特定するために、プラットフォームに保有する SMETA監査データを使用しています。
  • 管理システムの監査:当社は採用、研修、誠実さなどのAACsの管理システムを詳細に監査しています。
  • 監査レポートの品質レビュー:代表的な監査レポートのサンプルを四半期ごとに採集し、マニュアル式にレビューをしています。結果は監査会社と共有され、継続的な改善が求められます。

認定監査会社(AACs)と協力して改善を推進

当社は監査会社とのパートナーシップを重視しており、共に改善を推進しています。AACsのスキル、能力、情報へのアクセスの向上を積極的に支援し、AACsのパフォーマンスと質の高い監査基準への準拠の向上をサポートします。

AACs、その監査員、技術スタッフは、当社のe-ラーニング・トレーニング・プログラムにアクセスすることができます。これはいつでもアクセスすることが可能です。

また、監査会社はSedexのリスク評価ツールである「Radar」にアクセスすることができ、特定のセクターや特定の事業所におけるリスクをより深く理解することが可能です。

お問合せ先

監査品質向上プログラムに関してご質問がある場合は、 SMETAquality@sedex.comまでお問合せください。

免責事項
監査会社の規則」が定める事項にかかわらず、Sedexはいかなる時点においても、(AQPの活動の一部である)AACsの数を管理する権利を留保します。また、AACsがAQPに参加する資格を持っているか否かに関わらず、新規の監査会社をSedexのAACとして受け入れる全権限を留保します。また、AQP提供の一環として新しいAACの受け入れを否定することについてSedexは一切の責任を免れます。

APSCAは2015年に設立された社会監査の業界団体です。独立した社会的コンプライアンス監査の利用を推進することで、世界中の労働環境を向上させるため、個人や組織をサポートすることを目的としています。

認定の社会的コンプライアンス監査員プログラムを通じて監査員の役割を向上させ、献身的で有能かつ経験豊富で倫理的な専門家を育成することを目指しています。

APSCAは、監査員の能力レベルに対する必要な信頼を提供することにより、社会的コンプライアンス監査員のスキルを活用する監査プログラム、イニシアチブ、ブランドおよび小売業者を支援しています。

2020年7月のSedex監査品質向上プログラムの立ち上げに伴い、SedexはAPSCAと連携し、すべての認定監査会社がAPSCA会員となり、すべてのSMETAリード監査員がAPSCA登録または認定を受けることを義務付けました。

2030年戦略の一環として、APSCAは2023年5月に主に社会監査料に基づく資金モデルを強化し、導入しました。Sedexは主要なステークホルダーとしてAPSCAの戦略を支持し、社会監査員の信頼性と能力を向上させるプログラムを支援しています。APSCAの2030年戦略と強化された資金調達モデルについての詳細は、APSCAのウェブサイトをご覧ください。